合成
概要
三角関数の和
を、以下のように変形することを三角関数の合成と呼ぶ(
最後は加法定理を使っている。途中でいきなり新しい角度
を満たす角で、このような
この新しい角度を作ったことによって、
例
【問】
【答】
よって方程式は
となる。ここで、角度の範囲は
より、
と求まる。(ゴールはあくまでも
補足
これはとても大事な変形で、補足もたっぷりある。
- 覚えなくても、上の式変形のように作れればOK
- 実際に合成するときは、上のように変形を行なっていき、
と から を自分で求める - 有名角として
が求められない場合は、 のまま置いておく と のどちらかからだけだと、基本的には は一つに決まらないので、 必ずどちらも使って、単位円上で を決定するようにしよう- 最初の
と の中身の角度( )が違うと使えないので注意 - 上の例題のように、合成することにより式の項数を減らすことができるので、方程式や不等式を解くのがとても楽になる
- ちなみに、
で合成することもできるので、上と同様に考えてみよう。
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