アプリ「okke」で効率よく学ぶ!

元素


概要

「元素」とは、物質を構成する基本的な成分のこと。たとえばコップの水は水素と酸素からできています。また水に限らずこの世の全ての物質は元素からできています。

元素_1.png

教科書の最初に載っている「周期表」に書かれているのが元素です。現在では118種類の元素が発見されています。

詳細

原子と元素の違い

元素と似た言葉に「原子」があります。原子も物質を構成する粒々を指しますが、微妙に意味が違います。

原子の種類は陽子・中性子(・電子)の数で決まり、たとえば陽子が1個で中性子が0個なら水素原子、陽子が1個で中性子が1個なら重水素原子です。しかし陽子数が同じなら化学的性質が同じなので、化学ではこれらをまとめて「水素」という元素だと考えます

元素_2.png

元素の化学的性質を決める陽子の数を「原子番号」といい、原子番号の同じ原子たちは同じ「元素記号」で表現されます。さきほどの水素原子と重水素原子はともに原子番号1の水素です。

また逆に考えて、同じ元素なのに違う種類である原子たちを「同位体」の関係にあるといいます。

単体と元素の違い

単体」も元素と混乱しやすい言葉ですが、こちらは明確に違う言葉です。詳しくは単体のページをチェック!

補足

  • 原子番号は元素を識別する番号だから"元素番号"の方が適切な気もしますが、歴史的経緯や英語からの翻訳の関係でこのように呼ばれます。
  • 元素の知識を教えてくれるYouTuberに「元素学たん」さんがいますが、元素学という学問が実際にあるわけではありません。

タグ

# 元素
# 原子
# 同位体
# 化学基礎