水素結合
概要
「水素結合」とは、
電気陰性度がかなり大きい(≒電子が大好きな)フッ素
詳細
電気陰性度が大きい元素ほど電子が大好きで、共有電子対をめちゃくちゃ引っ張ります。特に、フッ素
普通の極性ではちょっと分子が引き合うくらいですが、この極端に大きな極性によって分子が繋がってしまうのが水素結合です(*注1)。
とはいえ共有結合・イオン結合・金属結合のような"原子間"結合と比べれば、分子間力で結合する水素結合は圧倒的に弱いです。ただこの「結合できる、けど弱いから簡単に結合を切れる」というような付かず離れずな性質から、DNAを含む生体の重要な機能にも水素結合は関わっています。
補足
- (*注1)実際には、水素が小さすぎて隣の原子と密着できる、などの理由もあったりします。その証拠に水素
を同位体の に置き換えることで、原子核のサイズが大きくなって水素結合が弱くなることもわかっています。まあ「その証拠に」なんて言いましたが、実際のところもう少し難しい話ですが。なんとなーくそうなんだー程度に読んどいて。
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